もしもif or …円盤が売れたら
2018年3月18日。
忘れもしない。
この日がeighterがこれからは歩んでいく上で、2018の大切な日になることは、何となく皆分かっていた。
チケット争奪戦は半端では無かった。
あの日は、村上信五の「if or …」10年目の千秋楽。
そして、通算300回の区切りになる日だったからだ。
残念ながら、地方在住の私には全く縁のない舞台だった。
10年間、皆さんから聞く話に持ち前の想像力を発揮するしかなく。
だからといって、何かが出来たかと言われたら……
1人でも多くの村上担に通い倒してほしい。
そんな思いで、チケットが取れた時には大切な友人に譲渡した。
5500円のチケットを。
そう考えれば、地方だったからと言って、手が出せないチケットでなかったのは確かだ。
しかし、舞台は生モノ。
学生は勉学に励み、社会人は仕事に行き、主婦は家事に子育てに。
そのジャストタイミングで、全ての日常を投げ打って、舞台に足を運ぶことは、
都会であろうが、地方であろうが、周囲の理解を求めることは中々難しい。
だから、もうこの目で最初から最後までif or …を見ることは無いと思っていた。
しかし、あの日。
思いもしない言葉がTwitterのTL中を駆け回った。
【円盤化決定】
泣いた。
毎年のように見ていた「来年もよろしく」なんて言葉は無く、
ただただ、「10年ありがとう」
「円盤化待ってたよ」「お疲れ様」
その一瞬のうちに、あんなに感動するものだろうか。
何度も言うが、私はこの目でif or …を見たことがない。
しかし、今思い出しても涙が溢れそう。
待ちわびた皆、おめでとう。
本当に本当におめでとう。
そして、村上くん。スタッフさん。
本当にありがとう過ぎて、これ以上の言葉が出てこない。
では、何が、そんなにすごい事なのか。
ジャニーズの舞台は映像化しないのが掟。
だから、散々、散々散々、期待しては裏切られてきた。
もちろん、ヲタクの夢が実現した作品も幾つかある。
(詳しくは、私のプロフィール欄のサイトの隅から隅まで見てくれ)
掟破りをしたこと自体はもちろん凄いこと。
しかし、何が凄いかはそれだけじゃない。
過去公演ダイジェスト入りというとんでもない手間を取らせてしまったのにも関わらず、5500円という破格。
先月26日の大阪公演で村上くんからその言葉を聞いた時、会場はサーッと引いたぐらい、安すぎる。
良いのか?おい、いいのか?
(ジャ、ジャニーズだろ……あの利益に目のないジャニーズ事務所のアイドルだよな……村上くん……)
冷静になって聞いていたところ、
チケット代と同じ値段であること。
村上くん自身がダイジェスト映像の監修もスタッフと相談して行ったこと。
販売はDVDのみの通販限定であること。
を告げられた。
値段の破格さはもう、何でそんなことできるかなって感じですが、「愛=無償」の座長故でしょう……
ダイジェスト映像の監修とか、どんだけの時間を惜しんでやってくれてる村上くん。
この努力の功績はどこで報われるか心配になるけど、きっと売れるからな!!
みんな買えよ!!!
そもそも公演をやる時点で、リハーサルの時間だって有るわけで、
セットや会場代はもちろん、スタッフさんへの人件費もかかる中で、彼への金銭的利益はほぼ無いかもしれない。
しかし、残ったのは、
eighterと村上くんとの思い出
「値段を変えずに1人舞台を10年続けた」という財産。
その2つ。
10年の全てが、金銭的利益ではなく、それ以上の功績となって。
そして、我が家のような田んぼに囲まれた家の「特S席5500円のテレビ前最前」で、永遠にこの世に残ることになった。
今この瞬間に生まれた子供にも、その特等席を準備出来る。
ずーーーーっと先の未来で、いつか、彼の最期が来ようとも、私たちは、10年の思い出を見返すことが出来る。
思い出の上に乗っかったのは、この2018年の作品であるということ。
2018年の3月。
村上くんは2つの卒業をした。
(これはまだ続くかもしれないが)if or …
そして、レコメンというラジオ番組。
この2つを見届けた横山くんと共に、親友に笑って、手を振らなければならない、と悟っていながら。
関ジャニ∞で唯一、その親友は、過去に「ステージ上の単独作品」をこの世に残している。
だから、この「if or …」は売らなければならない。
その人がいなくなった今、平成が終わるイマ。
円盤が売れない売れないと言われている現代に、あんだけデビューシングルが売れた後輩が出てきたり、平成の歌姫の卒業公演がバカ売れしている今。
なのに、毎週月曜日にTLが美しい横山くんの顔が駆け回るのはなぜ?
毎日忙しい忙しいと「木曜日」にブログで村上くんが話しているのはなぜ?
錦戸くんが、丸山くんが、髭を生やしているのはなぜ?
大倉くんが毎週のようにライブの話が出来るのはなぜ?
新しいシングルの発売があるからって、本屋の雑誌コーナーに「6人」の姿が見れるのはなぜ?
全ては、14年、彼らが事務所でやってきたことに繋がっていると思わないか?
ここで、全てのなぜ?が話題にも登らないようだったら、きっともう
関ジャニ∞は事務所から見放されてもおかしくない。
私はそう思う。
じゃあ、今更、通販限定の意味はなんだろうか。
ジャニーズは、日本ではライバル社のいない、向かうところ敵無しな男性アイドル事務所。
…………のくせに、現代に適応しきってねぇ。笑
例えば、インターネットで顔写真が使えるようになったのは、我らが錦戸くんの羊の木公開時にやっとこさ。
タレントがSNSをやるべきかどうかは置いておきながらも、staff officialでさえ、TwitterもInstagramもなければ、タレントの更新するブログも有料。
普段のコンサートでのグッズは、会場販売限定。
炎天下の中並ばせて、熱中症対策のために水をばらまくスタッフさんを見るといつも思う。
このスタッフさんの人件費と貴重な水と、私たちの労力を考えると、多少お金がかかっても良いから、通販されたらいいかが?
「ヤバい死ぬ、ほんま無理!」なんて言いながら、冬はカイロを持って暖かいコーヒーが冷めていくのを、肌で感じながらいつも思う。
こんーーーなに寒いのに、なんで私は団扇買いに来てんだよ。
………………通販された(以下略)
〝大阪と東京で公演けって「通販!!(以下略)」
(食い気味で)
チケットが無かったら、グッズも買えない訳では無いにせよ……
チケットが無かったら、時間とお金をかけて買いに行くか?という話。
チケットがあっても、あのデカいポスターを満員電車で押しつぶされそうになりながら、帰るか?という話。
私にはそういうのが楽しいのはもちろん有る。
eighterである自分が、ジャニヲタである自分が、彼らに(事務所に)お金を落としている自分のことを好きなのも、もちろんある。
そして、会場で苦労して買ったからこその愛着も、もちろんある。
だが、一般層の話。
ヲタクじゃない世間の普通の感覚を持ち合わせた人なら絶対に買わない。
どうせ、高い交通費かかるなら、メ〇カリでポチッとしたくなりますわ。
(高額転売は違法です。)
だから、通販(略)
要するに事務所側も、そろそろ目を向け始めなければならない。
と、ようやく気付いたんだろうと思いたい。
台湾公演のグッズは通販とはいえ、参加者限定。
それじゃ意味が無い。
if or …をきっかけに、そろそろ、いろんな場面でそういったシステムを取り入れる必要があるはずなのは間違いない。
世の中には、たくさんの人がいる。
関ジャニ∞は大阪から始まり、今や世界を動かす人だ。
海外にだってeighterは沢山いるし。
何より、彼らが勇気を与えてきたのは、五体満足、金銭的にも満足な人ばかりではない。
きっとどこかで、会場には足を運ばないけれども、その笑顔を求めている人がいる。
特S席をもっと多くの人に。
そして、未来も過去も、全てをイマ。すぐに感じられるように。
この円盤化には大きな意味がある。
今これをみた貴方の、5500円を出す勇気が、きっと、彼らを世界に知らしめることになる。
(……といいな~)
上記に述べたように、これは全ジャニヲタにとって多大な影響を及ぼす。
言ってしまえば私は「俺節担」なので、もちろん、俺節の舞台をいつか世界に知らしめたい。
利益のことしか考えていない事務所を味方につけるにはこっちが買ってやるしかない。
と改めて、思う。
ここでこんなブログを書いたこと自体は全く良い影響はない。
読んだあなたがどうしてくれるか次第。
関ジャニ∞はもちろん、他にもその先輩や後輩たちがたくさんのお仕事を待ちわびて、今日も努力していることを忘れず。
現時点ではジャニーズというブラック企業に終身雇用を誓うタレントが、そしてそのファンが報われますように。